ベトナム旅行の思い出

先日たまたまテレビ番組でベトナムの風景を見て、思い出したことがあります。
今のところの私の唯一の海外旅行はベトナム旅行です。ベトナムの中でも一大都市であるホーチミンを拠点に、数日かけて観光を楽しみました。16歳の時のことです。
ホーチミンは新市街と旧市街に分かれており、どちらも人であふれかえっています。泊まったのは新市街のホテルで、日本人の責任者がいる宿でした。ベトナムの通貨はドンですが、円と比べるとかなり安いので、いわゆる高級ホテルに宿泊できます。24時間使えるプール、シェフが目の前で料理してくれるビュッフェ、夜中までやっている大きなカジノがありました。海外のカジノを見たのはあとにも先にもその一回きりでしたが、日本にはない光景の一つとしてよく覚えています。とはいえ当時まだ10代の私は、実際に遊ぶことはできませんでした。とにかく中国の富裕層が多く宿泊していて、日本人は観光に訪れた老夫婦や若いカップルといった宿泊客が中心でした。
大きなベッドで熟睡し、翌朝、外に出るとバイクの波。大きな音、人の声、とにかく混雑していましたが、活気に満ちた街の朝です。道ばたでは伏せ籠に鶏が入って売られていて、その場で捌いて串焼きにしたりしていました。日本では見ることの出来ない風景。人が生きて経済を回している、今まさに社会が動いているという感覚は、私の中に未だにしっかりと残っています。
様々な場所を訪れましたが、ホーチミンの街の空気感は多感な時期の私に一番強い印象を残していきました。決して現代的とは言い切れないけれど、世界と経済と生活とが結びつくあの街に、いつかまた訪れたいと思うのです。

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